◎副鼻腔炎
鼻の周囲の顔の骨には副鼻腔という洞穴があいています。これは、吸い込んだ空気の加湿と加温、吸入粒子の捕獲、粘液分泌、発音の反響、頭部の軽量化の役割があります。ここに細菌感染が起こる病気です。
症状は膿性の鼻汁、鼻閉、頭痛、夜間のせきです。レントゲン検査で、副鼻腔の含気が減少していることで診断されます。
治療は抗生物質の服用ですが、耳鼻科で副鼻腔にハリをさして、膿を洗い落とす処置が必要なこともあります。
◎先天性喘鳴
原因
空気の通り道の咽頭、気管の軟骨が脆弱なために、空気を吸うときに喉頭、気管の内腔がつぶれて狭くなり、ゼオゼオします。
他の原因としては、喉頭や器官周囲の腫瘍や血管輪(大動脈が途中で二つに分かれてリングを形成する病気)があります。
症状
生後1〜2ヶ月以内に、息を吸うときにゼーゼーいう音が聞こえる(呼気時喘鳴)ようになります。喘鳴は息を吸うときに強く、また興奮したり泣いたりすると増強し、腹ばいで改善します。
診断
検査はファイバースコープで、呼吸時の喉頭を観察します。また、MRI、CT検査、頸部レントゲン撮影で原因を鑑別していきます。
治療
原因となっていつ病気を明らかにして、治療します。喉頭軟化症、気管軟化症では生後半年をすぎるとしだいに改善します。腫瘍や血管輪では手術が必要なこともあります。
