O脚矯正と体(バセドウ病)
原因
バセドウ病は、免疫異常の一つである自己免疫疾患が原因と考えられています。
バセドウ病の人の血液から、甲状腺を刺激する作用のある免疫グロブリンが見つかりますが、この免疫グロブリンは、甲状腺の濾胞上皮細胞という細胞のまく表面に存在するTSHレセプター(下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモンの刺激を感知する部分)に対する自己抗体と考えられています。
バセドウ病は、免疫反応により生じたTSHレセプターに対する抗体(免疫グロブリン)により生じる自己免疫疾患の一つと考えられているのです。
2009年3月31日
O脚矯正と体(バセドウ病)
○甲状腺中毒性周期性四肢まひ
周期的に四肢が麻痺して動かせなくなるもので、日本では頻度が高く、大部分が男性の方におこります。
バセドウ病の治療によって治るのがふつうですが、カリウム薬の併用が行われることもあります。
その他の合併症として、悪性眼球突出症や眼球突出性眼筋まひ、重症筋無力症、糖尿病などが起こってくることがあります。
O脚矯正と体(バセドウ病)
○甲状腺中毒ミオパシー
著しい筋肉の萎縮や筋力の低下が起こるもので、四肢の近位筋、特に肩や股関節の付近におこりやすいものです。中年以降の男性の方に起こりやすいのですが、バセドウ病の治療とともに軽快していきます。
2009年3月30日
O脚矯正と体(バセドウ病)
合併症
甲状腺機能亢進状態が続いているときに、合併症が起こることがあります。
○バセドウクリーゼ(甲状腺発症)
バセドウ病の症状が突然悪化するとともに、発熱、悪心、嘔吐、不安、不眠などがおこり、興奮状態におちいることがあります。さらに、意識障害を起こして志望することもあります。このような状態をバセドウクリーゼ(甲状腺発症)といいます。
甲状腺その他の手術後に起こる場合(外科的発症)と、ストレス、感染症、糖尿病性ケトアシドーシス、副腎不全、妊娠・分娩などにともなってこる場合(内科的発症)とがありますが、手術前後の処置がしっかり行われている現在では、外科的発症はほとんどありません。
治療は、抗甲状腺薬や無機ヨード薬の使用といった、甲状腺機能亢進症そのものの治療のほかに、頻脈や冠状動脈不全があれば強心薬や冠拡張薬の使用、脱水症状があれば輸液、最近などの感染があれば抗生物質の投与、ストレスやショックがあれば副腎皮質ホルモン薬のしよう、血圧の上昇があれば交感神経遮断約の使用といった治療が行われます。
O脚矯正と体(バセドウ病)
◎特徴的な三つの症状が現れる
症状
大部分の人は甲状腺が腫れて大きくなるため(甲状腺腫)、首が太くなったように見えます。
また、脈が速くなって数が増え、1分間に120ぐらいになることもあります(頻脈)。このため、安静にしていても動悸を感じたりします。
約半数の人に眼球が前方に突き出てくる症状が起こります(眼球突出)。
この甲状腺腫、頻脈、眼球突出がバセドウ病の代表的な症状で、メルセブルグの三主徴と呼んでいます。
そのほか、汗をかきやすい、手指が震える(振せん)、からだがだるい、体重が減ってやせてくる、食欲が旺盛になる、神経過敏になって精神的に不安定になる、下痢が続くといった症状のほか、女性では月経の異常がおこることがあります。
微熱、最高血圧の上昇、不整脈(大部分が心房細動)などの症状もみられます。
2009年3月29日
O脚矯正と体(バセドウ病)
病気になりやすい人
人工10万人に対し、約80人の割合でおこります。
患者は、男性の3〜5倍と女性が多く、なかでも20歳代と30歳代の人が最も多く、ついで40歳代の順になっています。
O脚矯正と体(バセドウ病)
○20〜30代の女性に多い
どんな病気か
免疫異常の一つである自己免疫疾患が原因でおこってくるのではないかと考えられています。自己免疫のため、血液中に甲状腺刺激物質(抗体)が増加し、甲状腺のはたらきが活発になりすぎて、過剰に甲状腺ホルモンが分泌されます。
アイルランドの内科医グレーブス、ドイツの開業医バセドウによりあついで症例が報告されたことから、グレーブス病あるいはバセドウ病と呼ばれています。
2009年3月28日
O脚矯正と体(甲状腺機能亢進症とは)
○バセドウ病
自己免疫によりおこると考えられています。
血液中に存在する甲状腺刺激物質により、甲状腺の機能が亢進して甲状腺ホルモンが過剰にぶんぴつされるものをいいます。
甲状腺機能亢進症の原因となる病気の中で最も多く、単に甲状腺機能亢進症といった場合には、このバセドウ病をさします。
O脚矯正と体(甲状腺機能亢進症とは)
○甲状腺刺激ホルモン(TSH)産生腫瘍
甲状腺は、下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)の刺激を受けて甲状腺ホルモンを分泌しています。下垂体その他の臓器に腫瘍ができると、TSHが過剰に分泌されるために、甲状腺ホルモンの分泌も過剰になってきます。
治療は、原因となっている腫瘍を切除することが必要です。
2009年3月27日
O脚矯正と体(甲状腺機能亢進症とは)
○プランマー病
甲状腺に腫瘍(甲状腺腺腫)が発生し、この部分からの甲状腺ホルモンの分泌が過剰になる病気です。
治療は、手術をして腫瘍を切除することが大切です。
O脚矯正と体(甲状腺機能亢進症とは)
甲状腺ホルモンが過剰になる
甲状腺は、体内での色々な物質の代謝を促進する甲状腺ホルモンを分泌しています。
この甲状腺の働きが活発になりすぎて、甲状腺ホルモンを分泌が過剰になり、血液中の甲状腺ホルモンの濃度が上昇しすぎた状態を甲状腺機能亢進症といいます。
不必要に新陳代謝が高まるために、安静にしていても脈が速くなって動悸がしたり、食欲が旺盛になってたくさんたべているにもかかわらず、やせてきたりするといった症状がでてきます。
この甲状腺機能亢進症を起こす病気には、つぎのプランマー病、甲状腺刺激ホルモン(TSH)産生腫瘍、バセドウ病(グレーブス病)の三つがあります。
2009年3月26日
O脚矯正と体(ガンとホルモン)
内分泌腺以外の部位に発生したガンが、色々なホルモンを作り出すことがあり異所性ホルモン産生腫瘍と呼んでいます。
肺がんが、副腎皮質刺激ホルモン、抗利尿剤ホルモン、ゴナドトロピン、プロラクチンといったホルモンを、肺がんがインスリンに似た物質をそれぞれ作り出すことがこれまでに知られています。しかし、その原因はまだわかっていません。
O脚矯正と体(内分泌腺とホルモンの色々)
副腎の主な病気
アルドステロンが過剰に分泌される原発性アルドステロン症、ハイドロコーチゾンが過剰に分泌されるクッシング症候群、アドレナリンやノルアドレナリンが過剰に分泌される褐色細胞腫が代表的な病気で、いずれも二次性高血圧の原因となります。
2009年3月25日
O脚矯正と体(内分泌腺とホルモンの色々)
副腎
両方の腎臓の上に乗っている5〜7グラムの器官で、中心にある髄質とその上を覆っている皮質に分かれています。生命維持に欠かせない器官で、両方の副腎を摘出してしまうと、1〜2週間で死亡します。
副腎皮質からは、塩類の代謝に関与するアルドステロン(塩類ホルモン)、糖質の代謝に関与するハイドロコーチゾン(糖質ホルモン)、生殖器の発育に関与する性ホルモンが分泌されています。
副腎髄質からは、血管を収縮させ、血圧を上げるアドレナリンとノルアドレナリンという物質が分泌され、大出血などで血圧が低下した才などに血圧を上昇させるように働きます。
O脚矯正と体(内分泌腺とホルモンの色々)
副甲状腺
副甲状腺は、甲状腺の裏側にある小さな器官で、四個あります。血液中のカルシウムを増加させ、リンを低下させるホルモンを分泌します。
副甲状腺の主な病気
ほるもんの分泌が過剰になる副甲状腺機能亢進症と、逆に低下する副甲状腺機能低下症が起こります。
2009年3月24日
O脚矯正と体(内分泌腺とホルモンの色々)
甲状腺の主な病気
甲状腺の働きが活発になって、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されるのが甲状腺機能亢進症で、代謝が活発になりすぎる為に、やせ、多汗、動悸、体温の上昇などさまざまな症状が起こってきます。
甲状腺機能亢進症は、色々な原因で起こります。甲状腺の自己免疫疾患であるバセドウ病が代表です。
逆に、甲状腺ホルモンの分泌が低下するのが甲状腺機能低下症で、やはり色々な原因で起こります。自己免疫疾患である慢性甲状腺炎がその代表です。
今日は彼岸明け
今日で彼岸は終わり、三連休も終わり。
四月のゴールデンウィークまで、一ヶ月ちょっと
O脚矯正も、色々と新しいことを発見する毎日です。色々なタイプのO脚から色々なことを教わっている感じです。(感謝、感謝!)
あまり気にしなくてもいいようなO脚の方もいらっしゃいます、よく聞くと、腰痛もあったり、将来の膝の不安があったりと、でも骨盤のゆがみから、O脚が強く出ているタイプの人は、骨盤の矯正がメインとなり、自分での運動やふだん気おつけることをしていただくだけで、それ以上O脚も広がらないし、腰の痛みも半減します。
そういった方は、通わなくても自分でどうにかできますから。後はそれを行ってもらえれば自宅で済んでしまいますね。
2009年3月23日
O脚矯正と体(内分泌腺とホルモンの色々)
甲状腺
甲状腺は、のどのすぐしたの器官についている器官で、下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)の刺激を受けて、サイロキシンとトリヨードサイロニンというホルモンを分泌しています。
この二つのホルモンは、互いに同じような作用を持っていて、糖質やタンパク質の代謝に関与したり、心臓、消化器、骨、脳の発育を促したり、体温の調節に関与したりします。
O脚矯正と体(内分泌腺とホルモンの色々)
下垂体の主な病気
色々な原因で下垂体前葉の働きが傷害されると、さまざまな病気が起こってきます。
成長ホルモンの分泌が過剰になると先端巨大症や巨人症がおこり、分泌が低下すると下垂体性小人症がおこります。
また、抗利尿剤ホルモンの分泌が低下すると尿崩症やシモンズ病・シーハン病が、逆に分泌が過剰になるとADH分泌異常などが起こります。
そのほか、分泌異常をきたしたホルモンのしゅるいによって、甲状腺、副腎、性腺の病気が起こってきます。
O脚矯正と体(内分泌腺とホルモンの色々)
下垂体
下垂体は、大脳の下にある大きさは1センチメートルくらい、重さは約1グラムの器官で、前葉、後葉の二つの部分に分かれます。
前葉からは、視床下部から出る放出ホルモンの刺激を受けて、甲状腺にはたらきかける甲状腺刺激ホルモン(TSH)、性腺に働きかける性腺刺激ホルモン(ゴナトロンビン、卵胞刺激ホルモン、黄体形成ホルモン)が分泌されます。
また、体の成長を促す成長ホルモンや、女性の乳腺を刺激し、乳汁を分泌させるプロラクチンも分泌されています。
後葉からは、尿量を調整する抗利尿ホルモン(バゾプレッシン)、子宮を収縮させるオキシトシンといったホルモンが分泌されています。このうち、バゾプレッシンは、視床下部で作られ、下垂体後葉に蓄えられるホルモンです。
2009年3月22日
O脚矯正と体(内分泌腺とホルモンの色々)
視床下部の主な病気
神経系とホルモン系の総司令部ともいうべき部位なので、水頭症などのために圧迫されたり、きわめてまれですが、ここに腫瘍が発生したりすると、さまざまなホルモンの分泌異常や神経系の病気が起こってきます。
O脚矯正と体(内分泌腺とホルモンの色々)
抑制因子
視床下部からは、下垂体を刺激してホルモンの分泌を促進させるように働くホルモンが分泌されているのですが、一方では下垂体の働きを抑制する物質も分泌されていると考えられています。ソマトスタチンがその代表ですが、そのほかにも色々なものがあると考えられています。
2009年3月21日
O脚矯正と体(内分泌腺とホルモンの色々)
副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンは、下垂体を刺激し、下垂体から副腎皮質ホルモン(ACTH)を分泌させます。このACTHの刺激を受けて、副腎は副腎皮質ホルモンを分泌します。
O脚矯正と体(内分泌腺とホルモンの色々)
性腺刺激ホルモン放出ホルモンは、下垂体を刺激し、下垂体から性腺刺激ホルモンを分泌させます。この性腺刺激ホルモンの刺激によって、男性は睾丸から男性ホルモン(アンドロゲン)を、女性は卵巣から女性ホルモン(プロゲステロン、エストロゲン)を分泌します。
2009年3月20日
O脚矯正と体(内分泌腺とホルモンの色々)
分泌されるホルモン
どのようなホルモンを分泌しているのか、まだ完全にはわかっていないのですが、甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン、性腺刺激ホルモン放出ホルモン、副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンの三種類のホルモンが分泌されています。
甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TSH)は、下垂体を刺激し、下垂体から甲状腺刺激ホルモンを分泌させる働きをするホルモンです。このTSHの刺激を受けて、甲状腺は甲状腺ホルモンを分泌します。
O脚矯正と体(内分泌腺とホルモンの色々)
内分泌腺とホルモンの色々
視床下部
視床下部は、神経系とホルモン系の働きを統合しているいわば司令部のような部位です。ここから出される指令が神経系と血管系を介して下垂体に伝えられ、それを受けて下垂体がそれぞれの内分泌腺に指令を発してホルモンを分泌させる仕組みになっています。
視床下部から下垂体へ伝えられる指令は、ホルモンの分泌と抑制因子の分泌という方法で行われています。
2009年3月19日
O脚矯正と体(ホルモンとは)
ホルモンと結合するのは、細胞の膜や細胞質にそんざいする結合タンパクで、レセプター(受容体)と呼ばれています。
血液中のこの微量名量のホルモンが減少すると、脳にある視床下部がこれを感知し、下垂体を介してそれぞれの内分泌腺へ指令を伝えて必要なホルモンを分泌させる仕組みになっています。血液中に十分な量のホルモンが存在しているときには、ほとんどホルモンは分泌されません。
私たちの脳には、マイクログラムやナノグラムといったきわめて微量な単位の変化にも感応する高度なセンサーが備わっているわけなのです。
O脚矯正と体(ホルモンとは)
ホルモンが働く仕組み
ホルモンは、それぞれに働きかける組織が決まっています。
内分泌腺から分泌されたホルモンは、血液中に入って全身をめぐるうちに、それぞれ目標とする組織に到達しますが、組織を構成している細胞には、ホルモンを受け入れる構造があって、これにホルモンが結合することによってホルモンの働きが発揮できる仕組みになっています。
2009年3月18日
O脚矯正と体(ホルモンとは)
内分泌腺とホルモンのいろいろ(視床下部)
視床下部は神経系とホルモン系の働きを統合しているいわば総司令部のような部位です。ここから出される指令が神経系と血管系を介して下垂体に伝えられ、それを受けて下垂体がそれぞれの内分泌腺に指令を発してホルモンを分泌させる仕組みになっています。
視床下部から下垂体へ伝えられる指令は、ホルモンの分泌と抑制因子の分泌という方法で行われています。
O脚矯正と体(ホルモンとは)
血液中に含まれるホルモンの量は、多くは血液1デシリットル中に、マイクログラム(1マイクログラムは線分のミリグラム)といった単位のきわめて微妙な量です。
血液中のこの微量な量のホルモンが減少すると、脳にある視床下部がこれを感知して、下垂体を介してそれぞれの内分泌腺へ指令を伝えて必要なホルモンを分泌させる仕組みになっています。血液中に十分なホルモンが存在しているときは、ほとんどホルモンは分泌されません。
私たちの脳には、マイクログラムやナノグラムといったきわめて微量な単位の変化にも感応する高度のセンサーが備わっているわけなのです。
2009年3月17日
O脚矯正と体(ホルモンとは)
ホルモンが働く仕組み
色々なホルモンは、それぞれに働きかける組織が決まっています。
内分泌腺から分泌されたホルモンは血液中に入って全身をめぐるうちに、それぞれ目標とする組織に到達しますが、組織を構成している細胞には、ホルモンを受け入れる構造があって、これにホルモンが結合することによってホルモンの働きが発揮できる仕組みになっています。
ホルモンと結合するのは、細胞の膜や細胞質に存在する結合タンパクで、レセプター(受容体)と呼ばれています。
O脚矯正と体(ホルモンとは)
内分泌のいろいろ
ホルモンを分泌する内分泌腺は、脳にある視床下部、下垂体、松果体、首の前側にある甲状腺とその裏側にある副甲状腺、腎臓の上に乗っている副腎、腹部のすい臓、それに女性では卵巣、男性では睾丸などが代表的なものです。そのほかに、肝臓、胃、十二指腸、腎臓などからも重要なホルモンが分泌されています。
これらの分泌線から分泌されるホルモンは、40種類以上にもなります。
2009年3月16日
O脚矯正と体(ホルモンとは)
その機構の一方の主役が神経系で、もう一方の主役が内分泌系で器官から分泌されるホルモンという化学物質です。
ホルモンという言葉はギリシャ語で、(呼び覚ます)という意味を持っています。体の色々なところに働きかけて、体の成長や代謝を促進させる物質なので、このような名称がついたのですが、体のある働きを逆に抑制するホルモンもあります。
O脚矯正と体(ホルモンとは)
ちなみに食べるホルモンではありません!
私たちの体をとりまく環境は、刻々と変化しています。
気温を例に取ると、一日に10度前後も上下することも少なくありません。しかし、健康な人の体温は、いつも36度前後に保たれていて、外界の温度にあわせて上下するようなことはありません。これは、私たちの体に体温を一定に保つ機構が備わっているからです。
体温だけではありません、環境や加わる条件が変わっても、体内の状態をいつも一定の状態に保っておくように働くように体内に備わっているのです。
2009年3月15日
O脚矯正と体(慢性リンパ節炎)
結核性リンパ節炎
結核にかかるとリンパ節にも病変が及ぶことがしばしばです。一個または数個のリンパ節が腫れてきますが、痛みはありません。腫れたリンパ節同士が互いに癒合し、かたまりになってきます。
リンパ系のガンである悪性リンパ腫とは腫れ方が違うのですが、ときには鑑別が難しいこともあるようです。
治療
原因となってる病気の治療が必要ですが、これが治ってもリンパ節の腫れが長く残ることもあります。
O脚矯正と体(慢性リンパ節炎)
どんな病気か
リンパ節炎が長く続いている状態で、弱い刺激が繰り返しリンパ節に加わっている為におこることもありますし、急性リンパ節炎が治りきらずに慢性化しておこることもあります。
なかでも多いのは、肺結核に伴っておこる結核性リンパ節炎とトキソプラズマ症に伴っておこってくる慢性リンパ節炎です。
2009年3月14日
O脚矯正と体(急性リンパ節炎)
治療
原因となっている部位の治療が優先されますが、炎症が治まるまで全身の安静を保つようにし、腫れたリンパ節は冷やします。
抗生物質の使用が必要なことが多くなります。ときには、リンパ節を切開して膿を出さなければならないこともあります。
O脚矯正と体(急性リンパ節炎)
どんな病気か
細菌の感染などによってリンパ管に炎症が起こると、そのリンパ管とつながっているリンパ節に急性の炎症が起こってきます。
たとえば、足に傷ができ、そこから細菌が侵入して股の付け根の鼠径部のリンパ節が腫れて痛くなるなどがその例です。
リンパ節は、体の色々な部位に存在していますが、急性リンパ節炎が起こりやすいのは、頸部、腋か(わきの下)、鼠径部などにあるリンパ節で、炎症が起こるとリンパ節が腫れて、押すと痛みます。
2009年3月13日
O脚矯正と体(脾臓とは)
脾臓は、左上腹部の横隔膜の下に位置する重さ約150グラムの血液に富んだ臓器です。
血液は、腹腔動脈から分岐した脾動脈から脾臓に入り、脾静脈に出た後肝臓へ血液を送るルートである門脈に注いでいます。
脾臓の働きは、リンパ組織の一つとして体の防御機構を担うことと、古くなった血球の処理を行うところです。
O脚矯正と体(出血しやすい人と病気)
出血性素因をもつ人はまれ
出血性素因をもたらす病気は、いろいろあります。
血管に異常があって出血性素因をもたらす病気としてはアナフィラクトイド紫斑病(アレルギー性紫斑病)、血小板機能異常症が、凝固因子の異常では血友病、血友病Bがそれぞれ代表的な病気です。
また、播種性血管内凝固症候群、フォン、ウィレブランド病のように血小板と凝固因子の双方に異常がある出血性素因もあります。
しかし、これらはいずれもまれな病気です。皮膚に紫斑(あざ)ができやすい、鼻出血や歯肉出血を起こしやすい、抜歯するとなかなか出血が止まらない、月経の出血量が多いといったことから、自分は出血性素因を持っているのではないかと考えている人は多いのですが、大部分の人は異常ではありません。
たとへ軽症でも出血性素因があると、不要に大きな手術をしてしまったり、交通事故にあったりすると健康な人よりも止血が困難で、出血量が多くなって危険だからです。
2009年3月12日
O脚矯正と体(出血しやすい人と病気)
ところで、破れた部分での血液凝固がどんどん進んでしまうと、血管のなかが完全に閉ざされてしまって、その先に血液が送れなくなって、そのけっけんから血液の供給を受けていた組織や臓器は死んでしまうことになります。
このような過剰な血栓ができないようにする働きも備わっています。血液中には、血液を固まりにくくする凝固因子と呼ばれる物質と、フィブリン網を溶かすプラスミン系と酵素系が存在し、血栓が過剰に形成されないように働いているのです。
怪我もしないのに出血し、一度出血するとなかなか出血が止まらない状態を出血性素因といいますが、自然に備わっている止血機構、つまり、血管、血小板、凝固因子のいずれかに異常が起こると出血性素因が現れてきます。
O脚矯正と体(出血しやすい人と病気)
血液中には、血液を固める凝固因子が含まれていて、ふだんは働いていないのですが、血管が破れると、それが刺激となって働き出し、フィブリン網が形成されてきます。このフィブリン網と凝集した血小板が結合し、強固な血栓が形成されて破れた血管を完全にふさぎ、出血は止まります。
このような仕組みで出血は自然に止まるのですが、太い血管が大きく破れた場合は、この自然の止血機構の働きが間に合わず、大量出血となって生命が危険になることがあるのです。
怪我などで血管が破れた場合は、手などでその部分を強く圧迫すると出血は速く止まります。
2009年3月11日
O脚矯正と体(出血しやすい人と病気)
自然の止血機構と血栓
血管が破れると、破れた部分から血液成分が血管外へ流れ出てきます。この現象を出血といいます。
肺、心臓、肝臓などの重要な臓器に出血したり、出血が多量になると生命にかかわりますが、私たちの体には、この出血を最小限に食い止めようとする自然の働きが備わっています。これを止血機構といいます。どのような仕組みで止血機構が働くのでしょうか。
まず、血管が破れると、その部分の血管が収縮し、血液の流れが緩やかになって出血量が少なくなります。
ついで、血液中の血小板が破れた部分の血管の内側の内皮下組織、特にコラーゲンに粘着します。血小板の細胞は色々な物質を放出していますが、そのうち、特にアデノシン2リン酸、トロンボクサンA2などの物質の働きによって、血小板は互いにくっつきあって固まってきます(凝集)。この凝集した血小板の塊によって、破れた血管の部分は一応ふさがれて、出血は止まります。
O脚矯正と体(遺伝性出血性毛細血管拡張症)
治療
遺伝性の先天的な病気であり、また血管の異常が全身に及んでいるので、根本的な治療がありません。
皮膚、粘膜に出血したときには、手の届く部位であれば圧迫止血を行います。
低色素性貧血があれば鉄分を補給します。
2009年3月10日
O脚矯正と体(遺伝性出血性毛細血管拡張症)
検査と診断
血のつながった家族の中に同じような症状の人がいないかなど、遺伝関係を調べます。
鮮紅色や紫色の血管拡張の症状は、出血と間違えやすいのですが、ガラス板をあてると色が消えるので出血でないことがわかります。
出血が長期間続いていた場合には、血液検査を行うと赤血球中の血色素量が少ない低色素性貧血が認められますが、そのほかには異常がありません。
O脚矯正と体(遺伝性出血性毛細血管拡張症)
症状
血管の異常は、全身の皮膚、粘膜、臓器の血管に存在しています。
特に、唇、舌、結膜、耳、手のひら、足などに1〜3ミリメートルの鮮紅色または紫色の血管拡張が認められ、圧迫すると消えます。
また、鼻、くちびる、舌からしばしば出血を繰り返し、胃腸からの出血も見られ、出血に伴う貧血も起こってきます。
血管拡張の症状は、若いころははっきりしないのですが、年齢がかさむにつれてはっきりしてきて、40歳前後になると最盛期を迎えるといわれています。
このころになると、肺に動静脈ロウ、脳に動脈瘤が存在することがしばしばです。
2009年3月 9日
O脚矯正と体(遺伝性出血性毛細血管拡張症)
どんな病気か
三層からなっているはずの小静脈と毛細血管の血管壁が、生まれつき一層の内皮細胞だけで構成されていて薄く、血圧に押されて拡張しているために、わずかな外力が加わっても破損して出血しやすくなっています。
常染色体優性遺伝する先天性の病気で、男女に等しくおこります。
O脚矯正と体(老人性紫斑病)
どんな病気か
老人に見れる紫斑病で、前腕、手の甲などの皮膚に点状やまだら状の出血が起こり、なかなか吸収されません。
年をとるにつれて血管周囲のコラーゲン、弾性線維、脂肪組織が萎縮する為に血管の支持が弱くなり、わずかな外力が加わっても皮下出血をおこします。
心配のない状態で、治療の必要もありません。
できるだけ紫斑を作らないように、机やイスなどに手足をぶつけたり、強いゴムひもの入った衣服で体を締め付けたりしないように気をつけます。
2009年3月 8日
O脚矯正と体(単純性紫斑病)
どんな病気か
しばしば皮下出血を起こすのですが、鼻出血、性器出血、胃腸からの出血は見られず、出血凝固関係のスクリーニングテストもすべて正常なものを言います。
若い女性に多く、打撲を受けやすい足、お尻の皮膚に皮下出血がおこりがちです。
単純性紫斑病そのものは心配のない状態で、特に治療の必要はありません。
しかし、紫斑は血小板や血管の異常を示す最初の危険信号であり、単純性紫斑病や老人性紫斑病などの心配のない紫斑病かは、検査をしなければわかりません。
また、軽症の血小板機能異常症(フォン、ウィレブランド病など)が見逃されていることもあります。
したがって、一度は血液検査を受けて、異常のないことを確かめておくべきでしょう。
O脚矯正と体(アナフィラクトイド紫斑病、アレルギー性紫斑病)
予後
この病気は、腎炎や腸重積症を合併しない限り、約四週間で軽快します。
腎炎が合併しても、一年以内に治ることが多いのですが、その間、尿タンパク量、尿沈検査、血液検査を定期的に受けることが必要です。
尿のタンパク量が多いときは、経過が長引く恐れがあります。
頻度はわずかですが、腎不全におちいり、生涯、人工透析が必要になる人もいます。
2009年3月 7日
O脚矯正と体(アナフィラクトイド紫斑病、アレルギー性紫斑病)
治療
大多数は、約四週間で自然に軽快するので、特に治療は必要ありません。
その間、できるだけ体を休めるようにします。
免疫が関与する病気なので、ときには副腎皮質ホルモンや免疫抑制剤が用いられることもあります。しかし、自然によくなってゆく期間を短縮できるほどの効果は期待できません。
腎炎が急激に悪化して、腎不全を起こしてきたときには人工透析が行われます。
O脚矯正と体(アナフィラクトイド紫斑病、アレルギー性紫斑病)
検査と診断
過去三週間以内に扁桃炎などの感染症にかかったり、虫に刺されたりしなかったか?
病変は血管にあるので、血液には異常は見られないはずですが、症状が現れている急性期に血液検査では、血沈(赤沈)の亢進、白血球(特に好酸球)の増加が見られることがあります。しかし、血小板数、出血時間、血液凝固検査はすべて正常です。
血液検査を行うと、腎炎を合併していて、尿タンパクや尿潜血反応が陽性になることがしばしばです。
2009年3月 6日
O脚矯正と体(アナフィラクトイド紫斑病、アレルギー性紫斑病)
症状
扁桃炎などの上気道感染症にかかったあと1〜3週間後に、蕁麻疹ようのきゅうしん、紅班などの皮疹(発疹)が体の左右の同じ部位に出現し、その数時間後に皮疹の出た部位に紫斑が現れてくるというのが典型的な発病の仕方です。紫斑が現れやすいのは、ふくらはぎの前面、お尻などです。
約半数が、関節の腫れや痛みといった関節症状や、腹部の差し込むような痛みなどの腹部症状を伴います。そして、関節症状を伴う場合をリウマチ性紫斑病、腹部症状を伴う場合を腹性紫斑病と呼び、この二つをあわせてシェーンライン、ヘノッホ紫斑病と呼ぶこともあります。
また、発熱、頭痛、体がだるいなどの全身症状を伴うこともあります。
急性腎炎を合併し、蛋白尿、血尿が現れることもまれではありません。
子どもは、まれに腸重積症を合併することがあります。
O脚矯正と体(アナフィラクトイド紫斑病、アレルギー性紫斑病)
どんな病気か
アレルギーによる血管炎が原因と考えられている紫斑病で、アレルギー性紫斑病という病名で呼ばれることが多いようです。
食物、虫刺され、扁桃炎などの上気道感染症がアレルギーの原因になると考えられています。
病気になりやすい人
2歳以上、10歳以下の子どもが多く、女児より男児が多いといわれています。
2009年3月 5日
O脚矯正と体(心因性紫斑)
血管性紫斑病の中には、精神的なストレスなどが誘因になって再発を繰り返す場合があって、これを心因性紫斑と呼ぶことがあります。
また、神経症(ノイローゼ)の一つのヒステリーの症状として紫斑が現れることがあり、ヒステリー紫斑、作為的紫斑などと呼ばれることもあります。
O脚矯正と体(血管性紫斑病)
どんな病気か
血管がもろくなったり、血管を支えている支持組織に病的な変化が起こったりして出血しやすくなって紫斑ができるものを血管性紫斑病といいます。
いくつかの病気がありますが、代表的なのはアナフィラクトイド紫斑病(アレルギー性紫斑病)、単純性紫斑病、老人性紫斑病、遺伝性出血性毛細血管拡張症の四つです。
このうち、治療上問題となるのはアナフィラクトイド紫斑病と遺伝性出血性毛細血管拡張症です。
アナフィラクトイド紫斑病は、紫斑病全体に占める割合が高く、合併症として腎炎がおこることがしばしばです。また、遺伝性出血性毛細血管拡張症は遺伝性の先天的な病気なので、根本的に治す治療法がありません。
これに対し、単純性紫斑病と老人性紫斑病は、出血が止まらなくなったりすることがなく、治療の必要もない心配のない紫斑病です。
2009年3月 4日
O脚矯正と体(血小板機能異常症)
どんな病気か
血小板数は正常なのに、一度出血を起こすと出血が止まりにくくなる紫斑病があります。これは、血小板の働きが異常なために止血機能がそこなわれて、出血すると止まりにくくなるもので、色々な病気があります。これらの病気をひとまとめにして、広義の血小板機能異常症と呼んでいます。
広義の血小板機能異常症は、血漿フィブリノーゲンが欠如している無フィブリノーゲン血症、血漿フォン、ウィレブランド因子が欠如しているフォン、ウィレブランド病などの血漿に異常がある病気と、血小板そのものの働きに異常のある狭議の血小板機能異常症とに分けることができます。
今日はひな祭り
ひな祭りの始めはよく判っていないようですが、女性には華やかで似合っているのかな?
祭りの日が過ぎた後も雛人形を片付けずにいると結婚が遅れるという俗説は昭和初期に作られた迷信であるそうです。
旧暦の場合、梅雨が間近であるため、早く片付けないと人形にカビが生えるから、というのが理由だとされています。
どちらにしても、雛人形が幸せをもたらしてくれるといいですね。
2009年3月 3日
O脚矯正と体(症候性(続発性)血小板減少性紫斑病)
どんな病気か
血小板数を減少させる病気があっておこった血小板減少性紫斑病です。
原因となる病気は色々ありますが、骨髄での血小板の産生を傷害する病気、肝臓や脾臓での血小板の破壊を亢進させる病気、血小板の分布を異常にする病気の三つに分類することができます。
このうちでも、原因として比較的頻度が高い病気として、白血病、再生不良性貧血、全身性エリテマトーデスなどが上げられます。
症候性血小板減少性紫斑病かどうかは、それぞれの病気を特徴付ける症状や検査結果から診断されます。
原因となった病気の治療が先決ですが、血小板数の減少が著しいときは、平行して副腎皮質ホルモンのしよう、血小板の輸血などの止血措置が行われます。
O脚矯正と体(特発性(免疫性)血小板減少性紫斑病)
その他の養生
血小板数が正常にまで回復し、治療を中止しても減らなくなれば、まったく普通の生活を送れるようになります。ただし、年一回は血液検査を受けることが必要です。
血小板数の増加が十分ではなく、治療をさらに継続しなければならない場合は、1〜2週間に一度、通院となります。色々な治療をすべて行っても、血小板数の減少が続くこともまれにあります。
副腎皮質ホルモンを内服しているときは、糖尿病、胃潰瘍、感染症などがおこりやすいものです。これを予防する為に、過労などを絶対に避け、規則正しい生活を心がけることが大切です。
O脚矯正と体(特発性(免疫性)血小板減少性紫斑病)
慢性ITPの治療
副腎皮質ホルモン療法、脾臓の摘出、免疫抑制療法の三つが治療の柱です。
まず、副腎皮質ホルモンを内服し、二ヶ月から一年間様子を見ます。
これで血小板数が正常化しなければ脾臓を摘出します。
それでもまだ十分に血小板数が増えてこない場合には、免疫抑制剤を内服する免疫抑制療法を行います。脾臓は摘出したほうが結果がよくなります。
脾臓は、寿命のつきた血球を破壊したり、免疫に関与する免疫グロブリンを作っている臓器で、子どもは摘出すると細菌などの感染に対する抵抗力が低下するという説もあって、慎重に検討したうえで摘出されます。大人は摘出しても支障はありません。
2009年3月 2日
O脚矯正と体(特発性(免疫性)血小板減少性紫斑病)
急性ITPの治療
90パーセントの人は、自然に血小板数が正常かするので、治療を必要としないのが普通です。
しかし、血小板数が、血液1立方ミリメートル中3000のように著しく減少していると、生命にかかわる出血を起こす危険があります、これを予防する為に血小板を輸血し、副腎皮質ホルモンを1日に体重1キログラム当たり1〜2ミリグラムを使用します。副腎皮質ホルモンは、血小板数が増加してきたら段階的に減らしていきます。
O脚矯正と体(特発性(免疫性)血小板減少性紫斑病)
その他の検査
血小板の寿命の短縮を証明する検査、血小板に結合する抗体であるIgG(免疫グロブリンG)の血液中の量が増加していることを証明する検査などを行えば診断の助けになります。
このような特殊な血液検査よりも、全身性エリテマトーデス、播種性血管内凝固症候群などによる症候性血小板減少性紫斑病と鑑別するけんさのほうが重要です。
また、遺伝性の血小板減少症と鑑別するために、家族の人の血液検査が必要になるときもあります。
2009年3月 1日
O脚矯正と体(特発性(免疫性)血小板減少性紫斑病)
骨髄検査
はりを骨に刺して骨髄組織を微量採取して調べる検査で、診断には欠かせない検査です。
骨髄に障害があって血小板が減少しているわけではないので、この検査を行っても、血小板を作り出す細胞である骨髄巨核球の数の減少は見られず、正常か増加しているのが特徴です。
また、末梢血検査と同様、赤血球系にも、白血球系にも明らかな変化はみられません。